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ホームシアター構築の裏側 (2)配線の取り回し メール

今回は既にプラズマディスプレイで構築されている環境へスクリーン+プロジェクターを追加した際の様子をお伝えします。

イセでは、ニーズとご予算に応じて、ベストマッチするホームシアターのご提案をいたします。ぜひ一度ご相談ください。


お客様の当初の環境はPioneerのプラズマTV KURO 60インチ KRP-600A に7.1chサラウンドを組み合わせたシアターシステムでした。

先日、店頭にてVictor JVCのホームシアタープロジェクター DLA-HD550 のデモをご体験いただき、ぜひとも自宅に100インチスクリーンの大画面で導入したい、との依頼を頂きました。

スクリーンを導入するにあたって、お客様のご希望としては次の通りでした。

  • ケーブル類はできる限り隠蔽する(ただし、空配管は通していない)
  • スクリーンおよびプロジェクターは部屋の中でごく自然な感じに、コストを抑えて設置する

 

1.スクリーンの取り付け

お客様のご希望は100インチのスクリーンということで、そのためにはスピーカーの間隔を広げる必要がありました。ところがレイアウトの都合で現状よりスピーカーの間隔を広げることができなかったため、やむなくスクリーンのサイズを90インチに変更しました。

そして、このスクリーンをいかに自然な感じに設置するか、お客様と色々と相談をいたしました。
通常、スクリーンを目立たせないようにするには、垂れ壁で隠したり天井に埋め込んだりするのですが、お客様の環境では前面が吹き抜けになっているためにこれらの方法を使うと逆に目立ってしまいます。そこであえて隠蔽する方向ではなく、そのままの姿で壁面に設置することにしました。

設置後の状態。右側が一部天井にかかっています。
 

ここで問題になったのが、向かって右側にある天井です。
先程も書きました通り、前面は吹き抜けになっているのですが、右側の一部に天井が残っているため、取り付け金具の固定位置が比較的自由になる、オーエスプラスeのE1シリーズを採用し、右側は天井に、左側には壁へ取り付ける形にしました。

設置前の状況。 設置後。角材で補強してあります。
   

更に、電源は照明用のスイッチボックスを取り外し、電源コードをAVラック裏にあるコンセントまで壁の中を通して、表には全く見えないようにしました。

設置前の状況。 設置後。ちょうどケースの後ろにコンセントが来るようにしました。
   

ここまでの作業でおよそ2時間かかりました。

 

2.AVアンプからプロジェクターまでHDMIケーブルの配線

今回の目玉、というか難関です。

AIM電子のHDMIフラットケーブル PAVA-FL12 を前面にあるAVアンプから部屋の後方天井まで実線で持っていきます。

部屋が吹き抜けのため、ケーブルは床下を通すことに決定。
問題はどうやってケーブルを引き回すかなのですが、上手い具合にリビングの隣が和室で、しかもプロジェクターを設置するリビング後方側が押し入れになっていたので、ここから入り込んで配線することにしました。

まずは和室の畳と下にある板をめくって床下へ。
AVラック裏のコンセントBOXから床下へケーブルを出して和室の床下まで持ってきました。

次が腕の見せ所です。

和室押し入れの天井板を一部取り外して、天井裏に頭を突っ込み、リビングと和室との境にある壁の内側へ錘を付けた糸を垂らします。
床下の基礎、ちょうど錘が当たる部分にHDMIケーブルが通せるだけの穴を開け、そこから予備糸を錘に引っ掛けて天井まで引き上げます。
その予備糸にHDMIケーブルを結び付け、床下と天井とで息を合わせて慎重にHDMIケーブルを天井まで通して難所をクリアーです。

後はプロジェクターを設置する位置まで天井を這わせるだけです。
天井は30センチほどの高さがあり、特に障害となる柱もなかったため簡単に配線できました。

この作業に3時間ほどかかっています。

 

3.プロジェクター用の電源配線とプロジェクター本体の取り付け

プロジェクター用の電源は、リビングのコンセントからではなく、より近い場所にある、和室であまり使われていない壁コンセントから取ることにしました。
HDMIケーブルと同じパターンで間仕切り壁の間を通して天井裏まで持っていきました。

次にプロジェクター本体の設置です。

天吊り金具を取り付けるために、一旦ダウンライトを外して天井裏の構造を確認します。
うまい具合に前部にかかる場所には太い梁が通っていたので、ここに太めのネジでガッチリと固定しました。
後部は天井にダブルサイズのコンセントBOX分の穴を開け、補強のための角材を入れてネジ止めしました。

最後に、プロジェクター本体を金具に取り付け、電源コンセントとHDMIケーブルの取出し口を取り付けて完了です。

 

設置前の様子。
 
天井・壁の色と合わせてホワイトを選びました。 ケーブル類は全てここにまとめてあります。
   

以上で全行程が終了。ほぼ一日がかりの作業となりました。

 

空配管が入っていないということで、最悪の場合モールを使ってケーブルを取り回すことも想定していたのですが、無事に全てのケーブルを壁の中・天井裏・床下に隠すことができ、お客様も大変喜んでいただけました。
スクリーンのサイズは若干小さくなってしまいましたが、それでもディスプレイとは違うスクリーン独特の迫力と DLA-HD550 の高画質に大満足のご様子でした。

 

設置前の様子。 スクリーンを降ろした状態。
左側の扉ぎりぎりになっています。
   

これで映像を写す部分は出来上がったので、次はメディア再生部分だということで、BDプレーヤーか、HDMIのAV出力が付いたBDレコーダーのトップモデルにグレードアップを、と意気込んでおられました。

 

ご使用機器
プロジェクター Victor DLA-HD550
スクリーン OSプラスe E1-090H WF202
プラズマTV Pioneer KRP-600A
AVアンプ Pioneer SC-LX71
BDレコーダー Sony BDZ-X95
HDMIスプリッター トリニティ TR-HDMI-102
スピーカー KEF IQ-90・IQ-60C 等
ウーハー Yamaha YST-SW800

 

 
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